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第一回公募 “世界旅写真展”|旅写真とは

旅と写真は切っても切り離せないもの。「旅写真」というひとつの言葉を、このコンテストを通じて毎年模索しながら定義していきたい。

本展示は2014年3月に終了しています。また2015年秋〜冬にかけて第二回目の募集を致しますのでよろしくお願いします。


【旅写真とは・・・】

世界旅写真展というストレートな名前には強い意味が込められています。旅の写真といえば、風景写真や観光写真が思い浮かびますがそれだけが旅ではありません。あるいはポートレートやジャーナリズムを旅写真とすると、それは少し限定的すぎました。だから「旅写真とは何か、私達はなぜ旅を続けて写真を撮り続けるのか」を改めて考える機会を作りました。写真における「旅写真」という新しい分野を模索するため、こうした公募展を通じて旅写真への理解を深めて行きたいと思います。
旅写真家|中村 風詩人

【旅写真展結果ご報告】

2ヶ月間の応募で197名のエントリー、そして1000点を超える写真が集まりました。審査を経て10人の作家が選ばれ、2ヶ月の製作期間で美術館のフレームに入れて仕上げ、そして3月にギャラリーで展示を行いました。
展示期間中は、別に用意したフロアーで作家の8割がマイクを持って「旅写真について」語りました。これを機に「旅写真について」真剣に向き合う機会にしようという試みです。「あなたにとっての旅写真とは?」と聞かれて答えるのは考えなくしては難しいと思います。「私にとっての旅って、私にとっての写真って」そんな日頃の疑問に真摯に向かい合う良い機会となりました。

【旅写真展入賞作品】

http://imaonline.jp/ud/exhibition/5327ccf7abee7b49b6000001
参考|IMAにて公開中
http://compe.japandesign.ne.jp/833apart_tabi_photo/2013/results/
参考|登竜門にて公開中

【旅写真展入賞者コメント】

【第一回世界旅写真展入選者(作品展示作家)】

公開しました。入選者名が太字の部分はクリックすると、入賞者コメントが表示されます。

  • 宋裕香|SONG YUKA
  • 船津祐太朗|YUTARO FUNATSU
    一言で旅、と言ってもそれは人によって多種多様であり、その人が旅と定義した時点でそれはその人にとっての旅なんだと思います。長い期間をかけて世界中を放浪する人たち、社会に属し、休みを利用して旅をする人達、新婚旅行を兼ねて旅をする人たち、何か特定の目的があって旅をする人たち。しかしその全ての旅で共通して言える事は、必ず何かを与えてくれる、という事ではないでしょうか。それは時にその人にとって心地のいい事ばかりではないかもしれません。ですが、きっとその人が毎日同じリズムで暮らしていては得られない何かを与えてくれると思います。私たちの暮らす日本は現在、時代の大きな変わり目にあるような気がします。こういう時代だからこそ、特に僕らのような若い世代が旅に出て、外から得た新しい価値観や、生き方を写真というツールを使って表現していけたら、何か新しい波が生まれてくるような、そんな気がします。
  • 井田佳明|YOSHIAKI IDA
    記念すべき第一回目の世界旅写真展。
    入選作家として参加出来たことを大変嬉しく思います。
    多くの方に自分の作品を見て頂けたことはもちろんのこと、
    トークイベントを行うことで、自分の旅に対する想いを整理出来ました。
    また、他の入選作家の方々や招待作家との交流は、旅に関しても写真に関しても、
    新しい発見や驚きがあり、今後の活動に対する意識を高める良い機会になりました。

    今後、世界旅写真展は第二回、第三回と回を重ねていくごとに多少変化していくとは思いますが、
    旅好き、写真好きの集う素敵な空間であることには変わりないと思います。
    これからもより良い写真展になっていくことを期待しています。この度は、どうもありがとうございました。

  • 川口聡太|SOHTA KAWAGUCHI
    本展示の感想・コメントですが
    応援という形になっているかどうかわかりませんが
    旅写真への考えを綴ったものをお送りしたいと思います。

    以下が原文になります

    _______________________

    タイトル:『青い石ころを見つけに』

    世界旅写真展を終えて、改めて『旅写真』とは何なのかを思案してみる。

    17歳の夏、私は北海道にいた。自転車にテントと寝袋、コッヘルと食料、それに父のお下がりのペンタックスの一眼レフを載せて、宗谷岬を目指していた。
    オホーツク海を見渡す広大な大地を、北へ北へと進んでいった。道は果てしなく続き、雨は容赦なく降り続け、日差しは焼けるように熱かった。
    それは冒険だった。世界を見たかった。北の果てはどんな姿をしているのか、その目で確かめたかった。私は、好奇心の塊だった。

    25歳の夏、私は北海道にいた。自転車で走った道を、次は車で辿った。それに、二人で行った。私が見てきたものを、今度は一緒に見たかったのだ。
    心地よい違和感があった。同じ景色を見ているはずなのに、琴線の触れ方が全く違っていた。
    8年前のあの時感じたもの、手触りのあったものは、胸の内にこぽこぽと湧いている。けれど、肌を焼く太陽が、なびく風が、海の匂いが、地平線の先が、私に誘いかけてくる。
    見るもの全てが、いきいきとしていた。光輝く風景だった。

    毎朝起きて、ご飯を食べて、仕事に出かけ、一日を特にこれといったこともなく過ごす。そんな言葉にしか置き換えられない日常を抜け出すために、非日常が、旅があると思っていた。
    それは間違ってはいないけれど、どうやらその先に、もっと光に照らされた領域があることがわかってきた。

    今まで見てきたもので、私という人間が存在している。言い換えれば、私という人間が形成される下地には、あらゆる思い出が培われている。見てきたものは蓄積され、その人の世界を構築する。
    それは、目の前に広がるあらゆる景色が、枯れる事のない水脈だということだ。

    『人生は旅だ』という陳腐な言葉があるけれど、陳腐だからこそ生き生きしていると思う。
    旅に出る事で、新しい出会いがあったり感動する景色に遭遇したり、おいしい食事も味わえたりするのは、今もこれからも変わらない。
    未知なる世界を描き出すことは、自らが体を投げ出している証であるし、旅から得られる全ては、行動した、想像した者の特権であるからだ。

    見る事を続けること、世界に鋭い視線を投げかけることが、写真の本質であるならば
    旅を通して写真を撮ることは物語を紡ぐことであり、もっと広い意味で捉えなければならない。
    庭先であろうと、宗谷岬であろうと、そこで青い石ころを探すことから始まるのではないか。

    私にとって『旅写真』とは、世界を描き出す写真そのものである。

    川口聡太

  • 堀内彩香|AYAKA HORIUCHI
    3日間の展示、お疲れさまでした。
    今回みなさんと一緒に展示をさせていただけたことを、嬉しく思います。

    今回初めてギャラリーできちんと展示させていただき、反省点や作品を作ることについて考えさせられた事が本当に沢山ありました。とても良い機会をいただき、本当に感謝しています。

  • 西山えり|ERI NISHIYAMA
    今回の展示が終わって、気づいた事はもしかしたら旅写真て分野は一番その写真家らしさが写るものではないかなと、、感じました。

    旅という少し日常と離れた限られた時間の中では、みたいものや経験したいことに向かって素直に向き合うことができます。
    そのある種特殊な限られた時間の中で、自分の興味にむかって没頭する時写真家が撮るものは、その写真家が今好奇心をそそられる事柄がぎゅっと詰まっているように感じます。人に魅力を感じるのか自然や建物、光の動き、空気に興味があるのか。
    旅写真はその作家の今を分かりやすくあらわすことの出来る分野だなと。。今回の展示を通してつよく感じました。
    実際に入選作家の方とお話をして作品をみると、その方がその旅でなにをみていたのかが
    よりはっきりとみえてそれも面白い時間でした。
    なんとなく今回の旅写真で一緒に入選した方々とは、旅先でたまたま出会ってお酒を酌み交わして語った友の一人みたいな。。そんな感覚がしています。

    私は旅をしていろんな世界をみて感じたことを、写真というもので表現できることを幸せに感じます。
    今回あらためて表現していくことの楽しさ展示をすることの大切さ感じるよい機会になりました。
    選出していただき、本当にありがとうございました。
    今後この世界旅写真展が回を重ねて続いて行く事で、多くの旅人の写真を毎年みるチャンスができたことを大変嬉しく思います。
    毎年作品が増えていつか作品を全部みることができたら、、いろんな感性で世界をみることができる最高におもしろいことが出来そうですね!

    西山えり

  • 吉原龍平|RYUHEI YOSHIHARA
  • 阿部満|MITSURU AVE
  • 小柴立祐|RYUSUKE KOSHIBA
    世界旅写真展を通じて、写真に関わる多種多様な方たちの話を入選者から聞けたことは、
    一人で4年間写真を撮ってきた私にとって大変新鮮なものでした。
    これから写真家になる大学生、写真学校に通ってる方、お弟子さんの話、プロフェッショナルの方。写真を真剣に取り組む彼らとの交流は、以前から一度話をしてみたい人たちばかりでしたので、とても参考になったと同時に貴重な体験でした。
  • MASA|MASA

【第一回世界旅写真展招待作家(作品展示作家)】

  • コエチ光彦|MITSUHIKO KOECHI
  • 山本直洋|NAOHIRO YAMAMOTO



【第一回世界旅写真展の募集要項は下記の通りでした】



旅がテーマの公募写真展、第一回目の企画です。「作家の一切の負担なく、宣伝・額装・展示・ポストカード制作」を当ギャラリーが行います。各種イベントも用意し、パーティへもご招待。旅がひとつのテーマの写真関係者の方、どうぞご応募ください。

[応募期間]
2013年10月21日(月)~2013年12月15日(日)
※エントリー締切:12月15日|作品締切:12月18日必着

[展示期間]
設営・オープニングレセプション|2014年3月20日(木)|18時〜20時
展示期間|2014年3月21日(金・祝)〜23日(日)|連日11時〜19時
展示場所|APART GALLERY(世田谷区瀬田4丁目29番地11号833ビルディング)

[応募方法]
下記を引用記入し、メール(contest833apart@gmail.com)による事前エントリーをお願いします。

アドレス| contest833apart@gmail.com
「第一回公募 “世界旅写真展”エントリー」
1)御名前|
2)御住所|
3)電話番号|

後日返信をいたしますので、その後プリントをご郵送頂き審査〜結果ご連絡をさせて頂きます。ご郵送いただくものは下記になります。

「プリントした写真(サイズA4以下・インクジェット可・1点以上〜可・カラー/モノクロ可・デジタル/銀塩可・比率フォーマット不問・他コンテスト応募作品可」と「応募書類」を下記宛に郵送してください。また応募作品には、それぞれ裏面に氏名を明記してください。
※応募作品をそのまま展示するのではなく、あくまで審査対象としてのみ使用致します。

・郵送先|〒158-0095 東京都世田谷区瀬田4丁目29番地11号833ビルディング3階アパートギャラリー 担当:中村宛
電話番号 090-1129-3833(※問い合わせ電話番号ではありません)

・DOWNLOAD|応募書類フォーマット

[応募資格]
写真関係の職業(写真作家・商業カメラマン・婚礼撮影・コマーシャル・記念撮影・スタジオマン・写真学校生他)に従事、またはそれを目指している方。フリーランスフォトグラファー歓迎。経験不問・年齢不問・性別不問。

[募集内容]
テーマ|旅
世界や日本全国の旅で出会った景色や人物、瞬間などをご自身の視点で切り取ったものを募集しています。人生の旅や時間の旅など広義にわたる写真も受け付けています。

[審査・結果発表]
応募作品より、入選作品を10点選定します(招待作家含む)。審査結果については、本ウェブサイトにて公開、また2014年1月下旬に応募者の方々にメールまたは郵送をさせて頂きます。
※作品返却をご希望の方は着払い宅急便にて同時期に郵送させて頂きます。

[受賞通知]
2014年1月下旬に応募者の方々にメールまたは郵送をさせて、入賞の可否をご連絡させて頂きます。


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〈MESSAGE|主催挨拶〉

作品を展示・販売し、作家にお戻しするというギャラリーの本来のあり方を追求した写真展です。「作家として一生を」という方も「写真に触れて生活している中で発表もしたい」という方も幅広くお待ちしています。当ギャラリーでは展示未経験者を歓迎し、作品製作には出来る限りのアドバイスを行い、会期中には作家対談イベントやギャラリートークなどを希望者を募りプロデュースいたします。アーティスト同士の繋がりを大切にし、発表の機会だけではなく、制作の懇親会やオープニングレセプションにも合わせてご招待する「楽しむ写真展」を目指しています。皆様のご応募をお待ちしています。

〈入選後の流れ〉

[入選者の製作サポートとご招待]
・作品制作・宣伝サポート
・額装(規定サイズあり・都写美でも使用されている木製額)
・写真展ダイレクトメール制作(各自郵送料はご負担ください)
・各作家ごとのポストカード制作(50枚〜数百枚/作品による)
・入選者懇親会ご招待(2014年1月予定|展示会場下を見兼ねて)
・オープニングレセプションご招待(会期前日の18時〜20時過)
・個展開催サポート(優秀作品に関しては協賛します)
※ギャラリーへの交通費や各自DM郵送の通信費はご負担願います

[主催者への作品提出に関して]
・2014年3月2日(日)必着で同作品を3枚ご提出いただきます。
※作品は保存の観点から必ずブックマットに入れること(詳しい方法は会場下見&懇親会にてアナウンスします)
・3枚の作品にはサイン・エディションを頂き(面・裏問わない)、一律定価にて販売し、売れ残った場合は、その最も若いエディションのものを一点、主催者に収蔵させること。よって同年制作時期の同プリントは世の中に出さないこととし、該当する3枚の作品には当ギャラリーより作品証明書を発行する。

[作品販売に関して]
・プリントの1枚目はその全額を主催者に、2枚目以降は作家と分配とする。※招待作家や特例の場合は別途相談・例外あり
・ポストカード(単価150円|各50〜数百枚|費用主催負担)は、その全額を主催者に、また作家が購入希望の場合は卸値で販売いたします。※招待作家や特例の場合は別途相談・例外あり
・各自ブックは会場に各自1冊まで展示することが出来る(予定)


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〈展示期間中のイベントとその後〉

[イベントの開催予定]
・入選作家対談(基本的に参加に積極的な者を希望)
・入選作家ギャラリートーク(基本的に参加に積極的な者を希望)

[会期終了後]
・打ち上げ&懇親会(基本的に全員出席を望む)
・翌年の次回世界旅写真展への招待作家として展示プロデュース
・個展開催を希望の作家へは積極的に協賛します
・希望者には撮影に関するお仕事のご紹介

[審査員]
・安藤夏樹(『MOMENTUM』編集長)
・中村風詩人(主催者・APART GALLERY館長・エプソンフォトコンテスト予備審査員・CPSゴールド会員)

COMING SOON

本展示の情報をアップしました。(2013年3月)
http://833apart.com/archives/1108

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